【こんな症例も治りますシリーズ　６６４】　『　犬のデンタルケアが出来ないために悪化した難治性口内炎　』も　適切な診断と治療で治します

↑　上の写真は、犬の難治性口内炎の写真です。
・
■　右側が、口の先になります。　左側は、尾側になります。
・
■　歯肉が全体的に赤くなっています。
・
■　抜歯をしても、その後のケアが重要です。

 

参照サイト：

https://00m.in/MiJBW

 

 

犬　チワワ　７歳１１カ月　メス

 

 

【　口を痛がっている　】という主訴で来院されました。

 

 

 

◆◆　かなり痛むので、なかなか口の中を見せてくれませんでした。

 

 

■　麻酔下で確認すると歯肉が赤く腫れていて、歯周病のため多くの動揺している歯を確認しました。

 

 

 

■　歯石除去と共に、動揺している歯は全て抜歯しました。

 

 

 

■　家での歯磨きなどのケアは難しいとのことでしたので、週に２回通院で歯磨きをしています。

 

 

 

 

 

■　また、『　口の中の局所免疫を上昇させて、２次的に鎮痛効果もあるお薬　』を歯肉に塗ることも継続しています。

 

 

■　初めはヨダレもひどかったのですが、最近では全くヨダレもなく、食欲も安定しています。

 

 

 

 

■　また、口の中もしっかり見せてくれる様になりました。

 

 

 

 

■　長期に治療を継続してもらっていますが、消炎鎮痛剤を減らすことができ、現在では副作用の心配も要らなくなりましたのでとても嬉しいです。

 

 

 

■　麻酔がかけられない動物さんたちも多く来院されています。

 

 

 

◆　本当は抜歯をしてあげたいのですが出来ない場合は、口の痛みを緩和させるために通常消炎鎮痛剤や抗生剤を服用します。

 

 

 

◆　上述の『　口腔内の局所免疫上昇剤　』も是非お勧めしたいです。

 

 

 

 

獣医師　新井澄枝

月別リスト

Page Top